うつ病になったきっかけ3
それから父は私のことを母に話すようになりました。
私は聞いていないふりをして。
父も母も困り果て、母が知り合いに私のことを話したようで
ある日突然、引きこもっている私の部屋にその知り合いの方が入ってきました。
私はもちろん見たこともなく初めまして。
いきなりその方が私と二人きりにしてほしいと言い出し
母は一階へ降り、私は人間不振もあったのでオロオロ…
すると
くろねこちゃんの話をお母さんから聞きました。
そう突然言われたんです。
私の頭の中は??だらけ…
それでも続けて
『学校行きたくないなら行かなくていいよ。辛いんでしょ?』
ビックリでした…まさかいきなりそんなこと言われるなんて…
そして
『お母さんがあなたのことを、仮病を使って学校に行かない。嘘をつく。もうどうしていいか分からない。って相談されたの』
そう言って
『朝にお腹が痛い、頭が痛い、熱がある。あれは嘘なんかじゃない。分かるよ。
だけどあなたのお母さんもお父さんも
また仮病か。そうやって学校に行けない理由を作るのか。
そうやって言われて、こんなにもSOSを出していたのに
学校にも、家にも、頼れる人がいない。
居場所がない。辛かったよね。。』
そう言ってくれました。
初めての人にどうしてこんなにも優しくしてくれるのか。正直分かりませんでした。
でもそう言われた瞬間に
自分一人で抱え込んでいたもの全てが溢れだして
やっと分かってくれる人がいた!と涙が止まらず、その人も一緒に泣いてくれたんです。
頑張ったねって。辛かったよねって。
一人で抱えなくても、もういいよって。
それから学校がある日は、その人が毎日のように送ってくれるようになりました。
私が学校に行かないと言っても
午後から早退しても決してその人は怒ることなく
休んだ日には遊びに連れていってくれたり
早退したときもそのまま遊びに連れていってくれて、学校に行かない代わりに引きこもりにならないようにしていてくれたのかと大人になって気づきました。
きっかけ4に続く…
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。